2009年01月31日

2009.1.31


(朱い実の思い出は)

ある日、懐かしい友人と歩いて、
その友人が不意に、

「なんで、ウメモドキなんて名前にしたんだろう」
「…モドキなんて、かわいそうに」

と本当に、やり切れないというふうに独り言ちた。


見ると、
池の淵に、寒そうに小さな梅擬が固まっていた。


わたしは、何も言わなかったが、

その友人の変わりないやさしさと、
まっすぐな強さを思った。

梅擬の実がポッと朱く染まった。


わたしは、まだ梅擬の花を知らない。


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